布の染め方/DIY・リフォーム

コールダイオールは、水で衣類を染める染粉ですが、今回は帽子を染めてみました。

布の染め方

フローリング張替え完成

染め粉には熱湯で染める物、ぬるま湯で染める物、水で染める物など色んな種類がありますが、ホームセンターで扱っている染料には、コールダイオール、DYLON(ダイロン)、染めQなどその用法や用途などで選べますが、最近は置いていない所も多く、売り場で探すのに苦労します。

今回は「みや古染」と言うメーカーのコールダイオールを使うことにしました。理由は、ホームセンターの店内にこの種類しか置いていなかったからです。

コールダイオールは、水、又はぬるま湯で衣類を染めることが出来るECO染料ですが、今回は私のお気に入りのGAPの帽子を染めることにしました。

この帽子は、日本のGAPSHOPには置いてあるかもしれませんが、数年前にロンドンで買った思い出のあるキャップで、毎日被っていたら下のように色が褪せてしまってくたびれてしまいました。

コールダイオールは、衣類を染めるのが目的の商品で、帽子の場合はツバなどがある為ヨレヨレになってしまう可能性があるので冒険でしたが、思ったよりうまく行きました。

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退色した帽子

GAPの帽子(染める前)

元の色は紺色でお気に入りのGAPのキャップでしたが、色あせてしまいました。

GAPの文字や裏地など白い部分も染まりますが、そこはある程度の犠牲を払って染めることにしました。

染が済んだ状態<

染色後のGAP

比べて見やすいように完了した状態の写真です。

購入時の色とは少し違いますが、思った以上の出来栄えに、満足しています。

帽子を染める為に使用する材料

コールダイオール

1.コールダイオール(ブルー)
  一般的には染め粉と呼ぶ人もいますが、まさにその通り粉末になっています。1本で250gの衣類が染まります。

2.ミカノール(色止剤)
  染めた後に洗濯などで色落ちを防ぐ為に使用します。
3.塩
  染めた色の発色を良くする為の触媒の働きがあります。

★コールダイオールの他の色はこちら★

コールダイオール ECO ネイビー

使用する道具(キッチンスケール)

使用する道具(バケツ)

バケツ

2.バケツ
バケツは染める物がしっかり漬かる程度の物を準備します。
バケツが無い場合は大き目のステンレスのボールなど。

作業1 染める物の重量を計る

重量を計る

染める物(今回はGAPの帽子)の重量を計ります。

染め液の量は染める物の重量の30倍が適量。

今回は帽子92gでしたので、92g×30=2760(2.8?)

作業2 助剤の塩の重量を計る

塩の重量を計る

染める物によっては、助剤として、塩と食酢があります。
今回は綿の帽子でしたので食塩を使いますが、絹や毛、ポリウレタンなどは食酢を使います。

染め液1?に対して8gを使用します。
2.8?×8g=22.4g(約22g)

作業3 染め液に塩を加えよく混ぜる

混ぜる

染め粉の量は、250gの布が1本で標準的に染まりますので、淡色の場合は、適宣減らします。
濃くしたい場合は、温度を上げるか染料を増やす、時間を長くするなど調整します。

作業4 染め液に帽子を漬ける

帽子を漬ける

作業3で作った染め液にあらかじめ濡らしておいた帽子を入れかき混ぜながら約20~30分染める。

作業5 中性洗剤で洗う

中性洗剤で洗う

染液から取り出し、台所用液体洗剤(中性洗剤)を入れて薄めた水で洗います。

作業6 ミカノールで色止め

洗濯をした時に退色を防ぐ為に色止め剤の「ミカノール」を入れ水洗いします。

「ミカノール」は、素材が綿、麻、レーヨン時使い、毛やナイロン、絹などの場合は使いません。

ミカノール 【染料】

作業7 水洗い&陰干し

更に水で濯いだあと、陰干しして終了です。