買ったばかりのノミは、桂と言われる鉄製のリングを外して調整をしないと使えません。
素人の人の殆どが、何もしないまま買ってすぐ使い、力を上手く利用することが出来ないのに無理に使っています。
そんな方の為に、プロの大工さんに教えてもらった「ノミの仕立て方(桂の調整方法)」紹介します。
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買ったばかりのノミは、桂と言われる鉄製のリングを外して調整をしないと使えません。
素人の人の殆どが、何もしないまま買ってすぐ使い、力を上手く利用することが出来ないのに無理に使っています。
そんな方の為に、プロの大工さんに教えてもらった「ノミの仕立て方(桂の調整方法)」紹介します。
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ノミには、叩きノミ、追入ノミ、木彫ノミなどがありますが、一般的にホームセンターに置いているノミは、追入ノミが主流で、大きな所では突きノミなど特殊なノミも取り扱っている所もあります。
写真では5種類のノミを写してイますが、DIYで作業をする場合は3種類程度持っていると殆どの加工が出来ると思います。写真左から42mm、24mm、20mm、15mm、9mm。
仕立てられた状態で使い込んだノミ。この形で使うことが確実にノミに圧力が伝わり、一番効果的な彫り込みが出来る。
購入したばかりのノミは画像のようにビニールが被せられていますので、それを剥がします。
ビニールを破り、ノミの頭に付いている桂を外します。
簡単に取れますが、取れない場合はハンマーなどで叩いて外します
桂を外した状態です。
本来はハンマーなどで叩いて木殺しを行うのですが、画像が無いので、古いノミの再仕立ての時に行う方法で紹介します。
桂を入りやすくするために全体的に少しだけ削ります。
桂から2、3mmノミの頭が出る程度にセットする。
端材等の柔らかい木材に刃先を当て、本体の頭を軽く叩きカエリを付けます。
仕立て完了。叩いた後を横から見た状態。
最初に仕立てを行わずに使った場合は、桂のカエリが内側に入ってしまい、次第に外れやすくなってしまいます。
この場合、ヤスリなどでカエリを取り除き、4の加工を施して再セットします。