竹(孟宗竹)の磨き方

門松などに使う孟宗竹をそのまま使うのも良いが緑を引き立たせて鮮やかに保つ方法を研究してみました。

竹の磨き方

門松をDIYで作る場合の表面に白い粉のような物が付いていて気になる人も多いかと思います。

この白い粉が付いている竹は2~3年物の竹に多く、若い竹には少ない特徴があります。
このままでも問題ないのですが、新年を迎える為の門松や店内のディスプレイなどに使う場合は, 緑鮮やかな竹の色が出ている物が視覚的にも良いと思います。

今回は、ある会社の店内に飾る目的で、竹を使った櫓を作る事になり、この孟宗竹の表面にある白い粉を取って、緑が鮮やかな竹の磨き方を研究しながら・リフォームした結果をUPしました。

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竹の表面の白い粉とは

竹の表面の白い粉とは、成分の98%がチロシンというアミノ酸の一種で チーズに付着する白い粉と同成分だそうです。
また、竹細工で有名な大分県の別府市のHP「別府竹細工」というサイトでは「粉ロウ」と呼んでいます。

竹(孟宗竹)

孟宗竹

孟宗竹の表面にある白い粉は若い竹や枯れそうな竹には少ない。

竹の磨き方(水拭き)

水拭き

竹を水拭きで強めに擦った場合、表面の緑色が削られて下地が出て来ました。

竹を磨く道具(スチールウール)

スチールウール

スチールウールは工業製品の研磨、仕上げなどには欠かせないものです。 また、工業用の材料や副資材としていろいろな等級(番手)があります。今回は、ボンスター スチールウールNo.000 極細を使いました。

スチールウールで竹を磨く

スチールウール

スチールウールで竹を磨く場合は、やさしくそっとが基本です。また、一ヶ所を擦り過ぎないこと!

スチールウールで磨いた状態

スチールウールで磨いた状態

水を含ませたスチールウールで磨くと白い粉は簡単に落とすことが出来ます。

濡れたタオルで拭く

濡れたタオルで拭く

白い粉が表面に残った状態なので、水を含ませたタオルで拭き取ります。
この状態で放置するとしばらくすると竹が変色して最初のように白くなってしまいます。

ウレタンクリアー剤を塗る

ビフォー・アフター

ビフォー・アフター

左側が処理済、右側が未処理です。艶があってきれい過ぎる程の出来栄えです。