門松を作る為の材料

門松を作る為に必要な材料で、竹、松や梅、南天・葉牡丹などの飾りの意味や語源などを解説して行きます。

門松を作る為の材料

門松見本

門松を作る為の材料は、孟宗竹・松・梅・南天・葉牡丹など生の物を使いますが、最近は開花した梅の花や南天など季節的に咲いていない場合や実が付いていない物が多く、造花を使っている物も出回っているようです。

今回は門松用の材料を近くの山で揃えました。
極力コストを抑えて、一部の材料以外は新たに購入しませんでした。

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孟宗竹(もうそうちく)

孟宗竹

中国原産でイネ科の大形のタケ。主に筍をとるため栽培される。日本にあるタケでは最も大きく、高さ 12m、径 20cmに達する。

筍は食用。皮は紫褐色の毛が密生し、食物を包むのに用いた。枝は節から二個ずつ出、葉は小形で薄い。まれに開花する。茎は竹細工に使用。別名もうそうだけ。
引用:大辞林「孟宗竹」より

松

松は「神を待つ」との意味を含み、 竹、梅とともに長寿の象徴とされている。

「歳神(としがみ)様」(または「年神様」)は 「門松」を目印に来臨するといわれている。

門松には、松や竹などの常緑樹を飾ることが多い。

梅

落葉小高木。高さ5~10m。
花は観賞、実は食用として広く各地で栽培される。

開花期は、冬の終わりから春先にあたる2月中旬から3月初頭くらいで、種類によって花の色は白や赤などがある。

南天

南天

原産は中国で、日本では西日本、四国、九州に自生しているが、古くに渡来した栽培種が野生化したものだとされている。

南天は、ナンテン→(難転)・「難を転ずる」に通じるという事で「縁起」が良いとされ、南天の木を鬼門(北東)と裏鬼門に植えると良いといわれています。

また、風水ではトイレや洗面所などの水回りに病魔除けに鉢植えで置く場合もあるようです。

葉牡丹

葉牡丹

葉牡丹(ハボタン、英語:ornamental cabbege)は、アブラナ科アブラナ属の多年草。

花の少ない晩秋から冬にかけて鮮やかな葉の色で楽しませてくれる、冬花壇の代表的な草花です。

丸葉やちりめん、切れ葉系、切り花用と様々なタイプがあり、美しく色づき幾重にも重なった葉は、まさに“ボタン(牡丹)”そのもので、日本では、古くは江戸時代から楽しまれてきました。

本来は赤と白のものを用い紅白でめでたい物として、正月の門松の飾り物として用いてきました。

貝塚伊吹(かいづかいぶき)

カイズカイブキ

その他の飾り物として、今回隙間を埋めるために「貝塚伊吹」を使いましたが、杉の葉などを使う場合が多いようです。

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