今回の作業時間は述べ1週間、全て一人でやったので手伝って貰える人がいたら、もっと時間の短縮はできると思います。
費用は、金箔の切廻しが2ｇで12,000円ほど、カシューが2色1,340円、カシューうすめ液670円、合計14,000円程度掛かりました。
今回は親戚の元職人さんの道具をお借りしたので、この金額で済みましたが、必要な道具を全て揃えたとしても30,000円までは掛からないと思います。 必要な道具＞＞
後は、先祖を思う気持ちと孤独な作業に打ち勝つ忍耐力があれば大丈夫です。
綺麗になった墓石を見ると全ての苦労が報われるようなすがすがしい気持ちになりました。
sponsored link
築50年程の普通にあるお墓ですが、中々管理が難しくて、緑の苔や白い斑点状の苔がびっしり付いていました。
大雑把に苔を落とした状態です。
磨きの工程が一番時間と忍耐が要りました。
砥石で磨く時はあまり力を入れないようにと注意されていましたが、つい力が入ってしまって、乾燥後に見たら鏡面の部分に無数の小キズ入ってしまって、全体的に白っぽい感じになってしまいました。。
金箔が入っただけでかなり締まったように見えます。
最終的に仕上げの砥石ではみ出したカシューや金箔などを削り、艶が無くなった表面を磨いて行きました。
白い苔があった場所は穴があいてしまっているそうで復元は不可能だそうです。
バックの「土神」様の文字にも赤の色が入っただけで見違えるようになりました。