御幣(ごへい)という鏡餅のお飾りで、稲妻形の白や紅白の紙があります。
神社などで、注連縄(しめなわ)などに下がっているものですが、見たという人は多いでしょうが、どこで売っているか知っている人は殆どいません。
この御幣は一般的には完成品では売っていないようです。(少なくとも私の住む地域では・・・)
そこで、紙を専門に扱う紙問屋のご主人に聞いた「御幣の作り方」を簡単に説明します。
御幣(ごへい)の作り方
簡単な御幣の作り方を紹介します。
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御幣(ごへい)とは
御幣(ごへい)とは、神道の祭祀で用いられる幣帛の一種で、
2本の紙垂(しで)を竹または木の幣串(へいぐし)に挟んだものである。
幣束(へいそく)、幣(ぬさ)ともいう。
御幣は、その折り方、切り方などで、複数の流派がありますが、
ここではたまたま紙問屋のご主人から教えて頂いた折り方を再現し、鏡餅などのお飾りを完成させたいと思います。
御幣(ごへい)・四手(しで)
御幣(ごへい)又は四手(しで)は、四方に大きく手を広げ、
繁盛するようにという意味があります。
白又は紅白のものが主流で、
紅白の赤い色は魔除けの意味があります。
御幣の折り方01「奉書紙(ほうしょがみ)」
奉書紙を120mm×220mmのサイズに切り
長い方を110mmのところを2つ折りにします。
御幣の折り方02
太い線の部分をカットする。
御幣の折り方03
真ん中の太い線の部分を一ヶ所だけ残しカットする。
御幣の折り方04
谷折り、山折りを書いていあるとおりに折って行きます。
御幣の折り方05
2つが同じ方向に折れて、この状態が完成形です。
末端に紐を付けて注連縄などに巻くことも出来ます。
鏡餅の場合は、開いた状態で飾ると良いでしょう。
この時は、左下の谷折りを山折りに変更する。